PICAXEを使ってみる-その5 USB電流モニターの製作
「PICAXEを使ってみる」の記事もいよいよ最終回。今回は仕上げとしてUSB電流モニタを製作します。
ブレッドボードで開発していた回路をユニバーサル基板に実装します。
1.製作したUSB電流モニタ

USBコネクタ以外は、PICAXEのCPUとLED2個、抵抗3本、コンデンサ1本だけというシンプルな構成。出来るだけ小さく作ってみました。
PICAXEのCPUにはプログラムを書き込んでおく必要があります。そのあたりはこの連載の初めの方か、他の方のWebをご覧下さい。
2.回路図(クリックで別窓に拡大)

以前の記事の回路からピンアサインを変更して作り易くしました。
部品の数を減らすために検出部のオペアンプは省略しています。オペンプで増幅しないとADコンバーターのダイナミックレンジの下の方だけ使うことになって分解能が悪くなります。でもそこはソフトで繰り返し測定した平均値を取ることで目立たなくする作戦です。
ちなみに以前同じような物をArduinoでも作っています。その時の回路と比べると、ハイサイド測定になっていないし万歩計の部分は省略しています。ともかく出来るだけ最低限の部品で作るのが今回の目標です。
3.配線面

中央を左右に走っているオレンジ/黄色のツイストテッドペア線はUSBの信号線(+D/-D)です。
4.こんなふうに使います

USBのコネクタの間に入れて使います。流れる電流が大きいと高速、少ないと低速でLEDが点滅します。LEDは二つあって片方は1Hz/A、もう一方は10Hz/Aの速度で点滅するので、広い電流範囲(20mA~2A)で電流の監視が出来ます。正確な電流が知りたい時は、ストップウォッチで点滅間隔を測って計算すればOKです。
5.プログラム
プログラムはこちら。(拡張子はtxtになっています)
拡張子をbasに変更すれば、PICAXE Programing Editorで読めます。
PWMを使い12ms周期でタイマー割り込みを発生させ、電流をADCで読んでLEDを点滅させています。割り込みなど使わなくても、mainのルーチンでポーリングしても同じ機能は作れます。でも今後何かを作る時の踏み台に使えそうなので割り込みでやってみました。
6.まとめ
ケースを作る必要がありますが、それはそのうちに。100円ショップなどで探しているんですが適当な物が見つからないです。3Dプリンタでもあれば、さくっと作れちゃうんでしょうが、そんなお金も気力ありません。
それと、とにかくPICAXEで何か作ってみるという目標は達成出来ました。同じことを素のPICでやろうとすると、開発環境の構築やら書き込み機の準備、それにPIC自体の使い方の勉強などが必要で、とてもこんな短期間では出来なかったと思います。PICAXEの実行速度が凄く遅いのが難点ですが、とっつき易さはピカイチだと思いました。
ブレッドボードで開発していた回路をユニバーサル基板に実装します。
1.製作したUSB電流モニタ

USBコネクタ以外は、PICAXEのCPUとLED2個、抵抗3本、コンデンサ1本だけというシンプルな構成。出来るだけ小さく作ってみました。
PICAXEのCPUにはプログラムを書き込んでおく必要があります。そのあたりはこの連載の初めの方か、他の方のWebをご覧下さい。
2.回路図(クリックで別窓に拡大)

以前の記事の回路からピンアサインを変更して作り易くしました。
部品の数を減らすために検出部のオペアンプは省略しています。オペンプで増幅しないとADコンバーターのダイナミックレンジの下の方だけ使うことになって分解能が悪くなります。でもそこはソフトで繰り返し測定した平均値を取ることで目立たなくする作戦です。
ちなみに以前同じような物をArduinoでも作っています。その時の回路と比べると、ハイサイド測定になっていないし万歩計の部分は省略しています。ともかく出来るだけ最低限の部品で作るのが今回の目標です。
3.配線面

中央を左右に走っているオレンジ/黄色のツイストテッドペア線はUSBの信号線(+D/-D)です。
4.こんなふうに使います

USBのコネクタの間に入れて使います。流れる電流が大きいと高速、少ないと低速でLEDが点滅します。LEDは二つあって片方は1Hz/A、もう一方は10Hz/Aの速度で点滅するので、広い電流範囲(20mA~2A)で電流の監視が出来ます。正確な電流が知りたい時は、ストップウォッチで点滅間隔を測って計算すればOKです。
5.プログラム
プログラムはこちら。(拡張子はtxtになっています)
拡張子をbasに変更すれば、PICAXE Programing Editorで読めます。
PWMを使い12ms周期でタイマー割り込みを発生させ、電流をADCで読んでLEDを点滅させています。割り込みなど使わなくても、mainのルーチンでポーリングしても同じ機能は作れます。でも今後何かを作る時の踏み台に使えそうなので割り込みでやってみました。
6.まとめ
ケースを作る必要がありますが、それはそのうちに。100円ショップなどで探しているんですが適当な物が見つからないです。3Dプリンタでもあれば、さくっと作れちゃうんでしょうが、そんなお金も気力ありません。
それと、とにかくPICAXEで何か作ってみるという目標は達成出来ました。同じことを素のPICでやろうとすると、開発環境の構築やら書き込み機の準備、それにPIC自体の使い方の勉強などが必要で、とてもこんな短期間では出来なかったと思います。PICAXEの実行速度が凄く遅いのが難点ですが、とっつき易さはピカイチだと思いました。