コンクリート天井への住宅用火災警報器の取り付け、続編
東京都では、3月末までに住宅用火災警報器の取り付けを行う必要があります。我が家では年末に一つだけ取り付けを行いましたが、その後作業が進んでいませんでした。年末に行った作業の様子はこちらのリンクをご覧下さい。
作業が進んでいなかった一番の理由は、以前の記事にも書きましたが、素人にはかなり大変な作業で、ちょっと時間が空いたのでちょっと片づけちゃうか、というノリでは始められないのです。
最大の難関はコンクリートへの穴あけで、これがもっと簡単に出来れば、作業は大幅にはかどります。
ということで調べてみると、Pレスアンカー(ノープラグビス)を使えばドリル径を小さくできるので、作業が楽になりそうなことに気付きました。
そこで下穴用のコンクリートドリルとアンカーネジを買ってきました。
▼コンコリートドリルとPレスアンカー

ドリルは500円、ネジは250円くらいだったと思います。ちなみに、Pレスアンカーはノープラグビスとも言うみたいです。
▼PレスアンカーとカールPCプラグの比較

上の細いネジと赤いプラスチックが前回の記事で使ったカールPCプラグで、下穴径は5mmが必要になります。
一方、この写真の下のネジがPレスアンカーで、一見太く見えますが必要な下穴径は3.5mmですみます。このネジの存在は知っていたのですが、コンクリート用の木ネジなんてうそ臭いし、せいぜいモルタルくらいにしか使えないと思っていました。
ドリルで掘り取る量は直径の二乗で効くので、Pレスアンカーを使えば削るコンクリートの量は半分ですみます。また、ネジの長さもPレスアンカーの方が短いので更に掘る量は少なくてすみます。
アンカーとしての能力はカールPCプラグの方が段違いに上ですが、火災警報器を吊るくらいならここまでの強度はいらないと思います。各々のアンカーの代表的なWebへのリンクは下記です(別窓で開きます)
カールPCプラグ、 Pレスアンカー
ということで、振動ドリルを使って穴あけ開始。感想は以下の通りです。
・穴径が小さいので作業はかなり楽になりました。但しドリルが細いので、折らないよう注意して作業。
・前回は、コンクリート屑の吸引を行いましたが、今回は省略し、新聞紙で周辺を養生するだけにしました。これでドリルを両手で持てるので、作業はかなり楽になりました。
・コンクリートの中の石に当たると、穴あけ速度ががっくり落ちます。無理に高速回転にするとドリルが焼けそうな気がしたので、低速で気長にやりました。このあたり、プロの方はどうしてるのかな?
大きな石に当たらなければ、1穴1分もかからないで穴あけ可能でした。
▼穴明けしてねじ込み中

アンカーをネジ込みます。ジャリジャリした感触が伝わってきますが、大したトルクは必要ありませんでした。さすがに石に当たるときつくなりますが、ゴリゴリという感じでネジ締めできます。PCプラグだと、このネジ締めも大変で、電動ドライバーが欲しくなりましたが、そんなこともありませんでした。
▼Pレスアンカーのねじ山

1回転のネジ山の3箇所に切り欠きが入っています。これでタップを立てながらネジ締めするようです。ジャリジャリした感触はこの切り欠きがコンクリートを削っているからだと思います。ちなみに、このネジにヤスリを当ててみると
ほとんど削れません。しっかりと焼きがはいっているようです。
ということで、無事全ての火災警報器の取り付けを完了。
▼熱感知型の火災警報器

写真の熱感知型は台所へ取り付けたものです。(他の部屋は煙感知)
▼便利だった穴位置ゲージ

穴あけ前に穴の位置をマーキングする必要があります。いちいち天井に定規を当てて測るのも大変なので、厚紙(火災警報器のパッケージ)に所定の寸法間隔で穴を開けたものを作りました。これをテンプレートとしてマーキングすると楽です。
【最後に】
ダメだったら5mmの穴に拡げてカールPCプラグでやり直せばいいや、と思って使ってみたPレスアンカーですが、こっちの方が正解でした。前の記事を見てPCプラグで作業した方がいらっしゃったら申し訳ないです、汗;
作業上の注意点については以前の記事の末尾に書いています。
もし挑戦される方はお読み下さい。あくまでも自己責任でお願いします、
作業が進んでいなかった一番の理由は、以前の記事にも書きましたが、素人にはかなり大変な作業で、ちょっと時間が空いたのでちょっと片づけちゃうか、というノリでは始められないのです。
最大の難関はコンクリートへの穴あけで、これがもっと簡単に出来れば、作業は大幅にはかどります。
ということで調べてみると、Pレスアンカー(ノープラグビス)を使えばドリル径を小さくできるので、作業が楽になりそうなことに気付きました。
そこで下穴用のコンクリートドリルとアンカーネジを買ってきました。
▼コンコリートドリルとPレスアンカー

ドリルは500円、ネジは250円くらいだったと思います。ちなみに、Pレスアンカーはノープラグビスとも言うみたいです。
▼PレスアンカーとカールPCプラグの比較

上の細いネジと赤いプラスチックが前回の記事で使ったカールPCプラグで、下穴径は5mmが必要になります。
一方、この写真の下のネジがPレスアンカーで、一見太く見えますが必要な下穴径は3.5mmですみます。このネジの存在は知っていたのですが、コンクリート用の木ネジなんてうそ臭いし、せいぜいモルタルくらいにしか使えないと思っていました。
ドリルで掘り取る量は直径の二乗で効くので、Pレスアンカーを使えば削るコンクリートの量は半分ですみます。また、ネジの長さもPレスアンカーの方が短いので更に掘る量は少なくてすみます。
アンカーとしての能力はカールPCプラグの方が段違いに上ですが、火災警報器を吊るくらいならここまでの強度はいらないと思います。各々のアンカーの代表的なWebへのリンクは下記です(別窓で開きます)
カールPCプラグ、 Pレスアンカー
ということで、振動ドリルを使って穴あけ開始。感想は以下の通りです。
・穴径が小さいので作業はかなり楽になりました。但しドリルが細いので、折らないよう注意して作業。
・前回は、コンクリート屑の吸引を行いましたが、今回は省略し、新聞紙で周辺を養生するだけにしました。これでドリルを両手で持てるので、作業はかなり楽になりました。
・コンクリートの中の石に当たると、穴あけ速度ががっくり落ちます。無理に高速回転にするとドリルが焼けそうな気がしたので、低速で気長にやりました。このあたり、プロの方はどうしてるのかな?
大きな石に当たらなければ、1穴1分もかからないで穴あけ可能でした。
▼穴明けしてねじ込み中

アンカーをネジ込みます。ジャリジャリした感触が伝わってきますが、大したトルクは必要ありませんでした。さすがに石に当たるときつくなりますが、ゴリゴリという感じでネジ締めできます。PCプラグだと、このネジ締めも大変で、電動ドライバーが欲しくなりましたが、そんなこともありませんでした。
▼Pレスアンカーのねじ山

1回転のネジ山の3箇所に切り欠きが入っています。これでタップを立てながらネジ締めするようです。ジャリジャリした感触はこの切り欠きがコンクリートを削っているからだと思います。ちなみに、このネジにヤスリを当ててみると
ほとんど削れません。しっかりと焼きがはいっているようです。
ということで、無事全ての火災警報器の取り付けを完了。
▼熱感知型の火災警報器

写真の熱感知型は台所へ取り付けたものです。(他の部屋は煙感知)
▼便利だった穴位置ゲージ

穴あけ前に穴の位置をマーキングする必要があります。いちいち天井に定規を当てて測るのも大変なので、厚紙(火災警報器のパッケージ)に所定の寸法間隔で穴を開けたものを作りました。これをテンプレートとしてマーキングすると楽です。
【最後に】
ダメだったら5mmの穴に拡げてカールPCプラグでやり直せばいいや、と思って使ってみたPレスアンカーですが、こっちの方が正解でした。前の記事を見てPCプラグで作業した方がいらっしゃったら申し訳ないです、汗;
作業上の注意点については以前の記事の末尾に書いています。
もし挑戦される方はお読み下さい。あくまでも自己責任でお願いします、