ニッケル水素電池充電器(BQ-390)を個別充電表示するように改造
前回の記事はリチウム電池の充電器でしたが、同じようなネタということで、今回は以前やった、ニッケル水素電池用の充電器の改造をご紹介します。
ニッケル水素電池の充電器はいろいろある(あった)のですが、今でも愛用しているのは、Panasonic の BQ-390。これは個別充電制御になっているので、消耗度の違う電池でも同時に充電できて具合がいいのですが、充電中を示すLEDが一つしか無いのが不満でした。
つまり充電中はLEDが点滅し、充電完了でLEDが連続点灯するのですが、どの電池が手間取っているのかなどの情報は全く判らない仕様です。
この解決策として、気の迷いさんのBQ-380の改造をそっくりマネさせていただきました。ということで、私のオリジナリティは何もありません。単なる工作の事例紹介ということでお読み下さい。
▼改造後の写真

改造前の写真を撮ってなかったもので、いきなり改造後の写真です、汗;
白色LED4個が改造で追加した部分で、各々の電池の充電時に点灯します。ちなみに、この写真はスローシャターで撮ったので4個のLEDが点灯していますが、実際には同時に点灯するのは一つだけです。
▼配線の引き出し

▼LED点灯信号の取り出し部

ここのはんだ付けが一番難しいです。
▼LEDの裏側の配線

この上にAC100Vに充電された部分が来るので、できるだけ高さを低く組み立てる必要があります。
使ったデジトラは、秋月で買ったDTC144ESAです。実は最初は2SC1815と1/8Wの抵抗で作ってみたのですが、サイズが大きくて危なそうなので、デジトラに変更しました。
使ったLEDは3mmの物ですが、これが上から押されて引っ込んでしまうと、AC100Vの回路とのギャップが減って危険なので、動作確認後はエポキシの接着剤で固定しています。
▼配線の引き回しはこんな感じ

▼念のために、粘着テープ二枚で絶縁

▼LEDの表示面

この改造で、各々の電池の充電状態が判るようになって具合がいいです。
電池が1本か2本だと周期0.5秒の二拍子。電池が3本か4本の時は周期1秒の四拍子で充電が行われます。電池が入っていなかったり、充電が完了した場合は、そのタイミングに休符が入るリズムで充電が行われます。つまり簡単なリズムボックスみたいな動作。
全部の電池の充電を検出(たぶんΔV方式で検出)すると、低い電流による追加の補充電が2.5時間くらい行われます。この時は、周期1秒の4拍子の後に、1.3秒くらいの休みが入ったサイクルを繰り返します。休みも1秒だと、リズムボックスとしては合格だったのですけど(^_^)v、そんなこと考えて設計しないですよね。
なお、補充電の際の動作については、居酒屋ガレージ日記さんが詳しい解析結果を書かれています。こちらもものすごく参考になりました。
ちなみに、オリジナルの充電中表示の緑色LEDは、この補充電が始まると充電完了表示になるのですが、実際にはまだ充電は密かに続けられていたようです。僅かな容量の注ぎ足しなので、完了を早く通知しているということなんでしょうね。
とにかくこれで、個々の電池の状態が判るようになっていい感じです。
▼電池の管理のための道具

右のメーターみたいな物は、100円ショップのバッテリーチャッカーを改造して作った放電器です。これを使うと電池を痛めずに完全放電状態に持ち込めます。ただ、構造的に電池が接触不良になりやすいので使い勝手が悪く、電池ケースを追加したいと思っているのですが、だましだまし使っています。
ニッケル水素電池の充電器はいろいろある(あった)のですが、今でも愛用しているのは、Panasonic の BQ-390。これは個別充電制御になっているので、消耗度の違う電池でも同時に充電できて具合がいいのですが、充電中を示すLEDが一つしか無いのが不満でした。
つまり充電中はLEDが点滅し、充電完了でLEDが連続点灯するのですが、どの電池が手間取っているのかなどの情報は全く判らない仕様です。
この解決策として、気の迷いさんのBQ-380の改造をそっくりマネさせていただきました。ということで、私のオリジナリティは何もありません。単なる工作の事例紹介ということでお読み下さい。
▼改造後の写真

改造前の写真を撮ってなかったもので、いきなり改造後の写真です、汗;
白色LED4個が改造で追加した部分で、各々の電池の充電時に点灯します。ちなみに、この写真はスローシャターで撮ったので4個のLEDが点灯していますが、実際には同時に点灯するのは一つだけです。
▼配線の引き出し

▼LED点灯信号の取り出し部

ここのはんだ付けが一番難しいです。
▼LEDの裏側の配線

この上にAC100Vに充電された部分が来るので、できるだけ高さを低く組み立てる必要があります。
使ったデジトラは、秋月で買ったDTC144ESAです。実は最初は2SC1815と1/8Wの抵抗で作ってみたのですが、サイズが大きくて危なそうなので、デジトラに変更しました。
使ったLEDは3mmの物ですが、これが上から押されて引っ込んでしまうと、AC100Vの回路とのギャップが減って危険なので、動作確認後はエポキシの接着剤で固定しています。
▼配線の引き回しはこんな感じ

▼念のために、粘着テープ二枚で絶縁

▼LEDの表示面

この改造で、各々の電池の充電状態が判るようになって具合がいいです。
電池が1本か2本だと周期0.5秒の二拍子。電池が3本か4本の時は周期1秒の四拍子で充電が行われます。電池が入っていなかったり、充電が完了した場合は、そのタイミングに休符が入るリズムで充電が行われます。つまり簡単なリズムボックスみたいな動作。
全部の電池の充電を検出(たぶんΔV方式で検出)すると、低い電流による追加の補充電が2.5時間くらい行われます。この時は、周期1秒の4拍子の後に、1.3秒くらいの休みが入ったサイクルを繰り返します。休みも1秒だと、リズムボックスとしては合格だったのですけど(^_^)v、そんなこと考えて設計しないですよね。
なお、補充電の際の動作については、居酒屋ガレージ日記さんが詳しい解析結果を書かれています。こちらもものすごく参考になりました。
ちなみに、オリジナルの充電中表示の緑色LEDは、この補充電が始まると充電完了表示になるのですが、実際にはまだ充電は密かに続けられていたようです。僅かな容量の注ぎ足しなので、完了を早く通知しているということなんでしょうね。
とにかくこれで、個々の電池の状態が判るようになっていい感じです。
▼電池の管理のための道具

右のメーターみたいな物は、100円ショップのバッテリーチャッカーを改造して作った放電器です。これを使うと電池を痛めずに完全放電状態に持ち込めます。ただ、構造的に電池が接触不良になりやすいので使い勝手が悪く、電池ケースを追加したいと思っているのですが、だましだまし使っています。