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拡大して見てみよう、イチゴの実と種

 拡大して見てみようのカテゴリの記事はなかなか増えません。そんな中、読者の方から、以前のイチゴの記事へのコメントがあり、「種と思っているのは実。本当の種はその中にあるので、時間があったら中を見てみたらどうでしょう」とういう連絡を頂きました。

 そうなのか、ということでやってみました。

▼食卓に出てきたイチゴ
食卓に出たイチゴ

 とりあえずピンセットで種、いえ「実」を採集。そのまま数日間放置して乾燥。

 それを先ほど実体顕微鏡で観察してみました。

▼実の外観
このイチゴの種のサイズは1.5mmくらい
 背景は1mmのスケールで、実のサイズは1.6mm×0.8mmくらい、
 つまり1608のチップ部品くらい ←この例えはごく一部の方しか判らないか、汗;

 この倍率の写真では判りにくいのですが、乾燥させた影響だかで表面にヒビが入っています

 で、リクエストがあったように、この実をカッターで割ってみると、

▼実の中身
イチゴの種
 殻の中に種が入っていました。殻の内側はツルツルしています。

 ここでは殻と書いていますが、これはじつは果実(果肉?)で正しくは痩果と呼ぶようです。つまり痩せて栄養分が無い果実ということなんでしょう。

▼も一つ、実の中身
イチゴの種の中身
 ピーナッツだか、カシューナッツみたいな感じで栄養価が高そうです。

 縦に二つに割ることが出来そうな構造なので、顕微鏡で見ながらやってみたのですが、ちょっとムリでした。縦に二つに割ることが出来れば、胚芽の部分が見れると思うのでちょっと残念。きちんと固定できれば縦割りが出来るかもしれません。

 実の先端が少し尖っているのですが、その付近は少し茶色がかった色になっています。この写真で左側の殻に近い種の部分なのですが、ちょっと判り難いかも知れません。

▼中身がほとんど無いやつも
殻だけで中身がほとんど無いのもある
 殻だけはしっかりと出来ているのに、中の実が成長していないのもありました。殻付きピーナッツで、外観は普通なのに中身がしょぼいやつがあったりしますが、それと同じ感じなんでしょうか。

 ということで、イチゴの種と思っていた部分は実(果実)で、本当の種はその中にあるということがよく判りました。自然って本当に不思議がいっぱいです。

 あと、最後になりましたが、イチゴの実と種の関係について教えて頂いた mobaradesuさん、ありがとうございました。

テーマ : 食品・食べ物・食生活
ジャンル : ライフ

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