LTC3112を使った昇降圧コンバーター、LTspiceでシミュレーション
昇降圧コンバーターは特性測定まで完了したのでこれでおしまい、と思っていたのですが、この際だからシミュレーションでもやってみるか。ということでLTspiceをインストール。
最初は使い方の勉強を兼ねて小さな回路を動かして喜んでいました。そうこうやっているうちに、Webの解説サイトや解説本を読むと、リニアテクノロジーの石は全部ライブラリーに登録されていて、更にテスト用の回路まで登録されているということが判りました。
ならば、
▼LTC3112をライブラリから選択
こんなふうにLTC3112を選択。普通は右下のOKを押すところですが、ここで、「Open this macromodel's test fixture」のボタンをクリック。
▼シミュレーション用の回路が開く
おー、周辺の回路まで作り込まれた回路図が準備されてます。おまけにシミュレーション用のパラメーターも設定済みという親切さ。
入力電圧5V、出力電圧5V、負荷抵抗2.5Ωの条件でシミュレーションを実行すると、
▼シミュレーション結果
最初にグラフの設定などをやっておかないとこんなふうには表示されませんが、電源ONから出力が安定するまでの2.5msまでのトランジェント解析が実行されました。この石はソフトスタート回路が入っているので定常状態になるまで時間がかかります。ちなみにうちのマシン(Core i7-3770)で計算時間は約1分。
この画面では波形がべったりと塗りつぶされていて判り難いので、拡大表示すると、
▼シミュレーション結果の波形
上から、入力電流、コイル入り口電圧、コイル出口電圧、出力電圧、コイル電流。
これは凄い、オシロで測定した波形のまんま。さらに簡単に測定することが難しい電流波形まで見ることができます。
これ面白すぎてちょっとはまりそうです。これさえあれば実際に作らなくてもいいか、という気さえします。でもそこはシミュレーションなので限界をわきまえて使わないといけないでしょう。
評価用サンプルをタダで送ってくれて、こんなシミュレーターまで無償で提供してくれているリニアテクノロジー。すっかりファンになりました。
最初は使い方の勉強を兼ねて小さな回路を動かして喜んでいました。そうこうやっているうちに、Webの解説サイトや解説本を読むと、リニアテクノロジーの石は全部ライブラリーに登録されていて、更にテスト用の回路まで登録されているということが判りました。
ならば、
▼LTC3112をライブラリから選択
こんなふうにLTC3112を選択。普通は右下のOKを押すところですが、ここで、「Open this macromodel's test fixture」のボタンをクリック。
▼シミュレーション用の回路が開く
おー、周辺の回路まで作り込まれた回路図が準備されてます。おまけにシミュレーション用のパラメーターも設定済みという親切さ。
入力電圧5V、出力電圧5V、負荷抵抗2.5Ωの条件でシミュレーションを実行すると、
▼シミュレーション結果
最初にグラフの設定などをやっておかないとこんなふうには表示されませんが、電源ONから出力が安定するまでの2.5msまでのトランジェント解析が実行されました。この石はソフトスタート回路が入っているので定常状態になるまで時間がかかります。ちなみにうちのマシン(Core i7-3770)で計算時間は約1分。
この画面では波形がべったりと塗りつぶされていて判り難いので、拡大表示すると、
▼シミュレーション結果の波形
上から、入力電流、コイル入り口電圧、コイル出口電圧、出力電圧、コイル電流。
これは凄い、オシロで測定した波形のまんま。さらに簡単に測定することが難しい電流波形まで見ることができます。
これ面白すぎてちょっとはまりそうです。これさえあれば実際に作らなくてもいいか、という気さえします。でもそこはシミュレーションなので限界をわきまえて使わないといけないでしょう。
評価用サンプルをタダで送ってくれて、こんなシミュレーターまで無償で提供してくれているリニアテクノロジー。すっかりファンになりました。
tag : LTspiceIV