ブレッドボード上の Arduino NANO に0.96インチ OLED を簡単に接続するためのアダプタ
最近 Arduino にI2Cインターフェイスの 0.96インチ OLED を接続したものを作ることが多いのですが、ブレッドボードの配線がコンパクトに出来なくて残念に思っていました。

ブレッドボードにArduino UNO と 0.96インチのOLEDを置いた状態です。これだけでブレッドボードのほぼ全面を使ってしまっているので、他の部品を置く場所はほとんどありません。
今回、そういう問題を解決するアダプタを作ったので紹介します。
▼OLEDのピン接続

私が持っているOLEDのピン配置は全部これで、GND, VCC, SCL, SDA の順に並んでいます。なお、I2Cインターフェイスです。
これを Arduino NANO にコンパクトに接続したいのですが、なかなかうまい手がありません。
▼まずはこんな案

NANOにはA6とA7ピンがあるので、これを出力にアサインしてHIGHとLOWを出力して電源供給をやってしまおうという案です。2ピン無駄になりますが、この二つはUNOには無いピンなのでほとんど使われておらず、大きな問題にはならないはずです。
これはグッドアイディアと思ってやってみたのですが、ダメでした。A6、A7ピンはアナログ入力専用でデジタル出力にはアサイン出来ないようです。つまりこの方法では電源が供給出来ませんでした。
と言うことでズルは出来なかったので、真面目に接続アダプタを作ることにしました。
追記)よく考えると、どうせ使わないアナログ入力ピンなら、ブレッドボードのジャンパーでVCCとGNDを配線しちゃう手がありました。
▼接続アダプタ

Arduino のシールドを作る場合に使うロングピンのピンソケットを加工して作りました。
8ピン用だったのを7ピンに幅を切り詰め。不要なピンを切断して除去し、電源線を配線しました。ブレッドボードには裸のリード線の部品が取り付けられるので、それらとのショートを防止するために被覆線を使った方が良いでしょう。
▼接続アダプタの回路図

電源を本来のピンから持ってくるようにしただけだけです。
▼使っている様子

OLED を NANOの基板の上に置くことで、まとまった空き地が出来て遊び場が増えました。

アダプタをこんなふうに挿して使います。
▼128x32画素のOLEDでも使えます

ピン配置が同じなのでこんなふうに使えます。
◆まとめ
なかなか使い易いアダプタが出来たと思います。もっと前から作っておくべきでした。唯一の難点はNANOのリセットボタンが押し難くなったことですが、全く押せないわけでは無いので妥協します。
実はもう少し大きなOLEDが使いたくて、1.3インチのOLEDを現在AliExpressに注文出しています。この1.3インチのOLEDのピン配置は0.96インチの物とは違う(電源ピンが逆)ようなのでこのアダプタは使えないようです。残念!
同じ目的で Arduino UNO 用のアダプタも作っています。こっちはもう少し複雑な仕組みになっているのですが、次回の記事で紹介予定です。

ブレッドボードにArduino UNO と 0.96インチのOLEDを置いた状態です。これだけでブレッドボードのほぼ全面を使ってしまっているので、他の部品を置く場所はほとんどありません。
今回、そういう問題を解決するアダプタを作ったので紹介します。
▼OLEDのピン接続

私が持っているOLEDのピン配置は全部これで、GND, VCC, SCL, SDA の順に並んでいます。なお、I2Cインターフェイスです。
これを Arduino NANO にコンパクトに接続したいのですが、なかなかうまい手がありません。
▼まずはこんな案

NANOにはA6とA7ピンがあるので、これを出力にアサインしてHIGHとLOWを出力して電源供給をやってしまおうという案です。2ピン無駄になりますが、この二つはUNOには無いピンなのでほとんど使われておらず、大きな問題にはならないはずです。
これはグッドアイディアと思ってやってみたのですが、ダメでした。A6、A7ピンはアナログ入力専用でデジタル出力にはアサイン出来ないようです。つまりこの方法では電源が供給出来ませんでした。
と言うことでズルは出来なかったので、真面目に接続アダプタを作ることにしました。
追記)よく考えると、どうせ使わないアナログ入力ピンなら、ブレッドボードのジャンパーでVCCとGNDを配線しちゃう手がありました。
▼接続アダプタ

Arduino のシールドを作る場合に使うロングピンのピンソケットを加工して作りました。
8ピン用だったのを7ピンに幅を切り詰め。不要なピンを切断して除去し、電源線を配線しました。ブレッドボードには裸のリード線の部品が取り付けられるので、それらとのショートを防止するために被覆線を使った方が良いでしょう。
▼接続アダプタの回路図

電源を本来のピンから持ってくるようにしただけだけです。
▼使っている様子

OLED を NANOの基板の上に置くことで、まとまった空き地が出来て遊び場が増えました。

アダプタをこんなふうに挿して使います。
▼128x32画素のOLEDでも使えます

ピン配置が同じなのでこんなふうに使えます。
◆まとめ
なかなか使い易いアダプタが出来たと思います。もっと前から作っておくべきでした。唯一の難点はNANOのリセットボタンが押し難くなったことですが、全く押せないわけでは無いので妥協します。
実はもう少し大きなOLEDが使いたくて、1.3インチのOLEDを現在AliExpressに注文出しています。この1.3インチのOLEDのピン配置は0.96インチの物とは違う(電源ピンが逆)ようなのでこのアダプタは使えないようです。残念!
同じ目的で Arduino UNO 用のアダプタも作っています。こっちはもう少し複雑な仕組みになっているのですが、次回の記事で紹介予定です。