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スライドスイッチの端子折れの修理(おもちゃ修理)

◆まえがき
今回の一連のおもちゃ修理の話の最終回になります。故障の原因はスライドスイッチの端子折れで、比較的ありがちな故障モードだと思います。なお、対象のおもちゃはちょっと珍しい物なので、依頼された方が特定されないようにおもちゃ全体の写真は掲載しません。

◆故障の状態
配線の外れ
赤い線が外れていますが、この線は電源スイッチへの配線です。スイッチの根元から端子が折れてしまったようです。

ちなみにスイッチの端子の金属部で配線の被覆をクランプするような構造になっていて、なかなか凝った構造になっています。

◆修理
スイッチの根元で折れている
スイッチは3Pのスライドスイッチですが、端子が根元から折れています。

こういうスイッチの端子と言うか接点はフェノール樹脂基板に開けた穴にカシメで取り付けられていることが多いですが、このスイッチの端子はモールド整形で作られていました。そのモールドの喰い付きを良くするために端子の根元に穴が開いていて、それが原因で根元から折れ易いようです。

◆修理
スイッチを丸ごと交換するのが簡単でが、このスイッチはレバーが長いタイプで、同じ仕様のスライドスイッチの手持ちがありません。仕方ないので折れた端子へ線を接続して修理することにしました。

そのままでははんだ付けがやり難いので、残った端子の周りの樹脂を少し掘って金属を露出させ、そこにAWG30くらいのUEW線をはんだ付けしました。なおこの作業は実体顕微鏡で見ながら行っています。

UEW線を引き出し
そのままでははんだ付け部(赤矢印部)が折れ易いので、UVレジンで補強しておきました(緑矢印部)

広い場所でスプライス
引き出したUEW線は広い場所で元の線にスプライスし、接続部を熱収縮チューブで保護しておきました。これで修理完了です。

◆まとめ
接続部の保護にUVレジンを使ったので短時間で作業することが出来て良かったです。

UVレジンの絶縁性が心配ですが、今回使ったレジンは硬化の前後で絶縁抵抗が200MΩ以上あることを確認(a)しているのでたぶん大丈夫だと判断しています (a):2.54ピッチの基板の隣接の5パッド間の絶縁で評価

◆参考
UVレジンを硬化させる時に結構温度上昇があるので注意が必要です。
使ったレジンはダイソーで購入。UVライトもダイソーのマジックライトペンを使いました。

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