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アナログ表示の気圧計の修理(センサー交換)

◆まえがき
LPS25Hを使ったアナログ表示の気圧計が故障してしまったので、センサーを交換して修理しました。

この気圧計は:アナログ気圧計(LPS25H)のカテゴリ に記事をまとめています。最初のバージョンの完成は2017年4月

・外観
アナログ表示の気圧計

◆台風14号
この気圧計は5年前に作ったものでずっと問題無く動いていたのですが、今年になって時々少し高い値を示すことがあって気になっていました。それでも気圧は何とか測れていると思っていたので、今回の台風14号(2022年)の接近に伴う気圧変化を記録してみました。

・記録結果
故障したセンサーによる気圧の記録

日付けが変わったあたりから7:00にかけて値が下がっています。14号台風は当地から北西に300km程度離れた位置を通過したので、気圧の変化はもっと滑らかになるはずなのでなんだか変なカーブです。

変化のタイミングを見ると、周囲の明るさに反応して値が変化している感じです。そう言えばセンサーのLPS25Hは周囲の明るさにも反応したはずなので、そういう性質が顕著に現れているのかも知れません。なお、光に反応すると言ってもこんなに敏感では無かったはず。

◆修理
使っていない別の気圧計に刺さったままになっているLPS25Hがあったので、このセンサーと交換しました。

・センサー移植
センサー交換

◆プログラム書き換え
センサー交換に伴いオフセット値が少し変わったので、プログラムを修正しました。同時にシリアル出力のフォーマットも少し少し修正しています。
プログラム:20220921LPS25Hbarometer.ino (BOM付きutf-8エンコード)

重要
プログラムの書き込みは、ボード:Arduino Pro Mini, CPU:8MHz / 3.3V で行うこと

・書き換えの様子
プログラム書き換え
シリアル書き込みコネクタ経由で書き込みました。

・復活
20220921IMG_4179.jpg
時計の分針を使って気圧を表示しています。秒針は動作表示用で、その位置に特に意味は無いのでもう少し短くした方が良さそうです。

◆まとめ
気圧センサーを交換することで調子良く動くようになりました。本来なら、1月頃に不調に気付いた時にここまでやっておくべきでした。

この気圧計の表示部は機械式なので定常時の消費電量はゼロです。また、待機時のCPUは一番深いスリープ状態に入れています(delayWDT2関数を使用)。そんなことで平均消費電流は10μAくらいに抑えているので電池寿命は3年以上あります。そのようにせっかく長寿命になるように作った気圧計なのに、センサーが5年目で故障してしまったのは残念です。MEMSの気圧センサーのMTBFはこんなものなんでしょうか。

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