google-site-verification: google3bd66dd162ef54c7.html

寒い冬には ZIPPO ハンディウォーマー

 寒い日が続きますが、こんな季節に役立つカイロの話です。あ、回路の話ではありませんので、念のため・・・・

 カイロと言うと年寄り臭い感じがするかも知れませんが、オイルを白金触媒で分解発熱させるタイプは、発熱量がすごいし、なによりゴミが出ないのでとてもエコな道具だと思います。

 ということで、去年のシーズンから使っているのが、これ、ジッポー ハンディウォーマー (以下、ZHWと略します)

▼ジッポー ハンディウォーマー
ジッポー ハンドウォーマ ZHW
 ハクキンカイロからも同じような物が出ていますが、ZIPPOのロゴの入ったフリースの袋がおしゃれです。

 あ、すみません、ハクキンカイロの方がずっと老舗で、ZIPPOの方が何らかのライセンスを受けて作っているように思いますが、そのあたりよく判らないです。

 で、寒くなってきたので今年も使おうとして点火してみると、やけに臭い。

 これは火口が劣化してきたと判断して、新しい火口をアマゾンで買って交換してみましたがあまり改善しません。

▼ZHWの火口
ZIPPOの火口
 困ったなー、臭いはある程度慣れれば気にはならなくなる可能性もあるのですが、発熱量も少ない感じ。要するに、オイルを触媒で全部分解しきれず、未燃焼の生ガスが放出されている状態に陥っている気がします。

 アマゾンのZHWの火口のカストマレビューを見ても、当たり外れが多いようなコメントがいくつか書かれています。

 で、ひらめいたのが、こいつ↓の触媒を外してZHWの火口に追加しよう、というアイデア。

▼ナショナルの黄金カイロ
ナショナル白金カイロ
 30年以上前に使っていた物です。ジャンク箱の中にころがっていました。ちなみに、これにオイルを入れて点火してみると、一応発熱はしますが触媒がへたっているので臭いが出まくりでもう使えません。なんでも、コールマンのカイロの火口が互換性があるそうですが、そこまでして使う気はしないです。

 ということで、ナショナル黄金カイロから触媒を外して、ZHWの火口に追加することに。

 黄金カイロの触媒は取り外す時に中央から折れてしまったので、両端のまだ劣化が少ないと思われる部分が中央に向くようにピンセットで押し込みました。

▼触媒の大盛り完成!
改造火口
 これで臭いもほとんど無く、爆熱で絶好調になりました。

 ちなみに、ZHWの火口を暗い場所で見ると赤黒い燃焼炎が見えますが、この触媒大盛り火口だと燃焼炎は見えなくなりました。そもそも、燃焼炎が見える状態というのは、触媒反応が追いついていなかったのでは?という疑いがあります。

 せっかくなので、どの程度の温度になっているのか測定してみました。ええ私、測定大好きです。

▼ケースに熱電対をアルミテープで貼って
ボディに熱電対
 フリースの袋に入れ、タオルでぐるぐる巻きにして放置しておくと、

▼ケースの温度は61.8℃
61.8℃
 ポケットなどに入れて使っている状態でいきなり中身を引っ張り出すと、いつもあっちっちですが、こんな温度だったんですね。確か、人が手で持てる温度の限界は60度と言われていたかと、、

 せっかくなので、触媒の綿の中に熱電対を突っ込んで反応温度を測ってみると。

▼触媒の温度は297.3℃
反応温度測定
 カイロの姿勢を変えると燃焼ガスが熱電対に良く当たる方向があるようで、最高は380℃くらいでした。(この状態の写真は撮り損ねました)うーんすごい。

 ついでに、去年試した燃料について振り返ってみます。

▼カイロの燃料たち
カイロの燃料たち
 後列左から、大和薬品の試薬リグロイン、ZIPPOオイル12oz缶、タカビシのNTベンジン
 前列左から、ZIPPOオイルの合成イソパラ4.5oz缶、普通の4.5oz缶、100円ショップに出ていたシラカワの125ml缶
 手前は、燃料を正確に入れる時に使うシリンジです。今では目分量で入れていますが、

 いろんな燃料を試したのですが、これといった決定版は見つかりませんでした。左手前のZIPPOの合成イソパラが一番良かったのですが、絶版になって今では手に入らないので、現在はZIPPOの黒缶を使っています。

 今回の経験で、カイロを調子良く使うためには、燃料だけでは無く火口も重要なことが良く判りました。どうもZHWの純正火口だけではうまくいかないのではないか、というのが私の結論です。

 実は、この実験結果を教訓に、火口として評判の良いカワサキの火口 KPW-H1をアマゾンに注文しています。また新しい情報が出たら記事にしてみます。
関連記事

テーマ : アウトドア
ジャンル : 趣味・実用

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

カイロ

ご無沙汰しております。
どうしてラジオペンチさんと趣向が似てしまうのでしょう! 15年くらい前に私のカイロブームは来ました。考えてみると世界に誇るハイテクアイテムなわけで、欧米には同様のものは普及していないようです。
 火口が不調とのことですが、白金触媒の大敵は燃料に含まれる微量のイオウ化合物であることが知られています。実際にカイロ燃料ベンジンは、ガソリン同様の分留製法なのですが、残留硫黄分について、とくに取り除くよう配慮されているようです。確証があるわけではないですが、ライターオイルの中には、この点問題があるものもあるらしく、私は「カイロ用」の表示があるものか、試薬レベルのしか使わないようにしています。一度イオウ分を含む燃料を使用してしまうと、本体タンク内の綿も交換しないといけないようで、ちょっとした汚染防護な感覚です。
 数年前まではベンジンカイロだけでなく、桐灰(メーカー名で残っていますが、本来は灰を包んだ小封筒に点火し、燃やす)方式のものも作られていたり、超小型のマメタン式のものもあったりしたのですが、現在はどうなっているやら・・。

来年もよろしくお願いいたします。

Re:カイロ

宇都宮先生今晩は、ご無沙汰してます。12/27にライブやられたんですよね!

で、先生にこの記事にコメントいただけるとは思ってもいませんでしたが、
触媒カイロは面白いですね。

硫黄がプラチナ触媒の毒になるのが要注意なんですね、注意してみたいと思います。

本年はたいへんお世話になりました、来年もよろしくお願い致します。

今年もお世話になりました

天体写真でカメラや望遠鏡の結露対策として使われている方もいます。
私はZIPPOではありませんが防寒用として毎回持参しています。
ネックウォーマーに入れて首筋を温めてます。

来年もよろしくお願いいたします。



オールトの雲さん、

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。

このカイロと同じ熱を電気で発生させるのには、おそらく数ワットは必要なので手軽な熱源として便利ですよね。
反応に伴い水蒸気が発生するので、光学機器に使う時は場所を選ばないといけないですが、星屋さんはそんなことは先刻ご承知なんでしょうね。

No title

やっぱり触媒式カイロはいいですね。私はあの臭いが大好きです。今年はあまり使っていませんがベンジンの在庫がNTとオクダ、zippoオイルの合計7本。まあ腐らないからいいですけど。カイロにリグロインってよく聞きますが本来は何をするものなんでしょ?

oink!さん、おはようございます

oikn!さんも触媒式カイロ持ってるんですか、しかもいろんな燃料買い集め。
モノいじりが好きな人の行動は似ているんですね、、、

リグロインって本来は何に使うんでしょうね。名前からだと、飲んだら元気が出そうですがw
カレンダー
02 | 2017/03 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
プロフィール

ラジオペンチ

Author:ラジオペンチ
電子工作を中心としたブログです。たまに近所(東京都稲城市)の話題など。60過ぎて視力や器用さの衰えを感じつつ日々挑戦!
コメントを入れる時にメールアドレスの記入は不要です。なお、非公開コメントは受け付けていません。

記事が気に入ったらクリックを!
最新記事
カテゴリ
最新コメント
リンク
FC2カウンター
検索フォーム
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード