google-site-verification: google3bd66dd162ef54c7.html

テクトロのアナログオシロ、2465Bを購入

 オークションに中古のアナログオシロの出品が少なくなっている、ということに気付いたのが一ヶ月前。それ以来ちょくちょくオークションサイトを覗いて、安くて程度のいい物が無いか探してたのですが、手頃なものがあったので落としちゃいました。落札金額は2万円台。

 オシロはアナログしか持ってなくて、テクトロの2225を使ってます。でもアナログオシロがいよいよ手に入らなくなるらしいと思うと寂しいし、もっと良い物を持ったまま終わりたいと思いました。何しろオシロは回路いじりの基本の道具ですから。

 まあ、今でも岩通がアナログオシロを売ってます。でも個人的には大昔に岩通のシンクロスコープを使ってたころの悪い印象があるので、岩通は勘弁って感じです。学校で岩通を使って苦労してて、会社に入ってテクトロを使ったらなんだこれはという感じでした。40年前の日本の技術力ってそんなものでした、三つ子の魂なんたらですみません。

▼購入したテクトロの2465B
テクトロの2465B
 これはこのタイプ(サイズ)のアナログオシロとしては最高性能の400MHz。これを使ってみたかったんですよね。

 ちなみにブラウン管にMCPを入れた2467Bがライティングスピードでは最高ですが、画面が30%くらい小さくなっちゃうんですよね。

▼内部確認
テクトロの2465B
 中を開けた目的は痛んでいる部品が無いか確認するためですが、特に問題はありませんでした。
 このオシロはファン付きなので、ホコリで相当汚れていることを覚悟していたのですが、全然綺麗です。ブラウン管の高圧付近は黒い汚れが付着していますが程度は軽かったです。

 中を明けた理由はもう一つ、それは製造年月を知ること。これは中古の測定器を使う時に重要だと思います。

▼たぶん製造年月日
20120630R0022522.jpg
 081696と書かれているので,1996年8月16日にこの部分がテストされたのだと思います。

▼裏面のメイン基板
tektronixs 2465B main board
 さすがにテクトロ、綺麗な作りに見入ってしまいます。

 アルミダイキャストのフィンが9個ありますが、ここにはハイブリッドICが入っています。400MHzともなるとディスクリート部品では性能が出ません。このハイブリッドICの品質が悪くていろんな不具合が出るようです。私のこのオシロの部品はどうなのかが一番心配です。

 ハイブリッドICにも製造年月がマーキングされていて、一つ上の写真の手書きの年月日と矛盾しないので、このオシロは1996年8月に作られた物と判断して良さそうです。

 ちなみに、オシロのシリアルNo.は B077*** です。

 オペレーションマニュアルはWebで探せば出てきます。またサービスマニュアルはテクトロのサイトで登録すれば手に入ります(住所やメールアドレスなどの登録が必要)。で、これを読むと、通電時間と電源をONにした回数が表示される機能があるのでやってみました。

▼通電時間と電源ONの回数
使用時間と電源ONの回数
 通電時間は2699時間、電源ON回数は550回

 おー、製造後16年経っているのにこの時間と回数は異様に少ないです。たぶんごくたまにしか使われなかったのでしょう。
 それとこういう測定器は入力コネクタの部分がいちばん傷付き易いのですが、ピカピカでほとんど傷がありません。たぶん固定配線された状態で使われていたような気がします。

 あと、このようなデータはSRAMに書かれてますが、マニュアルの回路図を見ると古いロット番号(B050000以前)ではバッテリーバックアップになっていて電池交換が必要な感じだったのですが、新しいロット番号ではNONVOLATILE SRAM(DALLAS社)が使われていて特に電池交換はしなくても良いようです。このあたりは実際に中を見ないと判らなかったです。

▼パネル面
汚れも少なくて綺麗
 こういうふうに使いたい機能が直接スイッチに割り当てられているのが昔のスタイルです。現在どのモードで動いているのかもライトが点灯しているので一目で判ります。まあ、最近のデジタルオシロと比べると機能が少ないということでもあるのですが。

 この写真の右側中央やや下にピンボケの紫色の文字でTVと書いてあります。これは、テレビの同期トリガ機能で、水平のライン番号を指定したトリガが可能です。この機能を使うと、マクロビジョンなどのコピーガード信号を簡単に見ることができるはずです。
 ちなみにTVトリガ機能はオプションで、ここにこの表示が無い物にはTVトリガオプションが入っていません。

▼4ch同時動作
4ch表示
 いい感じです。

 このオシロの唯一の欠点はファンの音がすることです。さほど大きな音ではありませんがやはり気になります。そういう時はこの写真の下に少し見えているテクトロの2225を使おうかと思っています。こいつはファンレスなので無音で動きます。でもこの2225はアンプのドリフトやCHOPの信号漏れが増えているのでちょっとヤバイんですよね。

◆まとめ
 ということで、程度の良いアナログオシロを入手しました。これで助かるのはリードアウトがあること。これがあると垂直/水平の感度が写真に残せるのでブログの記事を書くのが楽になります。

 それにしてもこのオシロの販売当時の価格は、オプションを入れると1万3千ドル以上だったと思うのですが、そんな業物が現在は二万円台で手に入る。これを楽しまない手は無いと思います。
関連記事

tag : オシロ アナログ テクトロ tektoronix 通電時間 中古 電源ON回数

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

無事落札されたようで

いいものを落札されたようで、うらやましいです。
ヤフオクとか、過去にも、今でも、あまり気持ちの良い取引ができないことが多いので、敬遠しがちです。

例の物も、良い状態のものが、出品数が減ってきていますし、オシロも相変わらず人気でなかなか手頃な価格で落とせません。
金も時間も余裕が無いので急いでいないし、のんびりと待ちます。

Sunday Gamer さん今晩は

アナログオシロに限っての話ですが、
一年前はオシロのレストアを専門にやっているような人がいて、その人が付ける最落が参考になったのですが、いなくなっちゃいました。でもこの品物はその人だったら4万円くらいの値段になったと思います。

この品物は、出品者が繰り返し同じようなのを出品していて大丈夫そうに思ったので落としましたが、現物を見るまでは心配でした。何しろジャンクとなっていたので、最悪部品取りにでもと。

あと、例の物、私も見てますがなかなかいいのが出ませんね。

前居た会社は

電話通信関連の実験機器メーカで、電子計測器と同じ業界でした。そんなこともあり、岩通サンとは計測畑のひと、通信畑のひとのどちらともお付き合いさせていただいていました。

1990年前後、国産のオシロは岩通以外は、うーん。っていうのが多かったらしいのですが、岩通もテクトロ/HPに較べると。。。だったんですね。輝点が見えにくかったりするのでしょうか。そうだったら、CRTの出来が違うのかな。よく分かりません。

JI1Vさん、おはようございます

岩通の話は70年から80年代の始めの頃で、その後は良く判らないです。時代と共にかなり良くなったと思いますが、何しろテクトロしか使ったことが無いので正確には判らないです。

あと、今でも高速アナログオシロを作ってる岩通はえらいと思いますよ。

教えてください

こんにちは はじめまして。
テクトロニク2465Bの検索でたどり着きました。
最近オシロを購入しましてサービスマニュアルもメーカーよりダウンロードしましたが英文でよくわかりません。
通電時間と電源ONの回数は、どこのボタンを操作すれば出てくるのでしょうか?

初心者ですので 教えていただければうれしいです。

よろしくお願いします。

re:教えてください

畑の隊長さん、今晩は。アナログオシロ手に入れられたんですか、仲間ですね。

通電時間と回数の表示、今マニュアル読み返してみました。で、方法は、

「Δv」と「Δt」ボタンを同時押し。その二つを押したままさらに「Triger SLOPE」を押すと画面の上にDIAGNSTIC. PUSH A/B TO EXITと表示して診断モードに入ります。診断モードに入ったらボタンから指を離して大丈夫です。

次にトリガの「MODE」ボタンの上下どちらでもいいから何度も押すと画面の下の診断モード名が次々と変わるので、EXRE 05と表示するまで押します。これでON時間と回数の表示モードを指定したことになります。

次に、トリガの「COUPLINGの上側のボタン」を押すとこの記事の5つ目の写真のように、通電時間とON/OFF回数が表示されます。
今やってみたら、うちのオシロは2931Hr、885回でした。

このモードから抜けるには「A/B TRIG」ボタンを押します。

このあたりはOperation Manual(070-6860-00)の最後の方のAppendix Aに書かれています。

変なことすると設定の初期化などもあるのでマニュアルを良く読まれてからやられることをお勧めします。

ありがとうございました

こんにちは。

早々 チャレンジしました。
私のは 「J***」で日本テクト HRS 4847 PWR 892回でした。
オークションで手に入れました。今のところ問題なく使用できそうです。 ありがとうございました。

OPERATION MANUAIも有るんですね。私は 持っておりません。(涙)。

サービスマニュアル見てもチンプンカンプンでした。

畑の隊長さん、おはようございます

もろもろ了解です。シリアルナンバーがJで始まるのがあるんですね。日本向け仕様ってことでしょうか。

ちなみにオペレーションマニュアルは下記で入手できます。
http://physics.ucsd.edu/neurophysics/Manuals/Tektronix/2465B_2455B_2445B%20Oscilloscopes%20and%20Options%20Manual.pdf

PDFの177ページあたりがお尋ねの電源ON時間/回数表示(EXER 05)です。

早々 ダウンロードしました。

ありがとうございます。

周波数の表示は 

http://www.youtube.com/watch?v=Xkr3mVXfoLM

を、参考にしまいした。

re:早々 ダウンロードしました。

畑の隊長さん、こんにちは。

お役にたってよかったです。
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
プロフィール

ラジオペンチ

Author:ラジオペンチ
電子工作を中心としたブログです。たまに近所(東京都稲城市)の話題など。60過ぎて視力や器用さの衰えを感じつつ日々挑戦!
コメントを入れる時にメールアドレスの記入は不要です。なお、非公開コメントは受け付けていません。

記事が気に入ったらクリックを!
最新記事
カテゴリ
最新コメント
リンク
FC2カウンター
検索フォーム
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード