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テクトロの古い計測器の情報なら、TekWikiがお勧め

 Jim Williamsさんのアバランシェパルスジェネレーターを紹介した記事を書いた時に気になっていたのが、Jimさんがアプリケーションノートで引用文献にしていた「Type 111 Pretrigger Pulse Generator Operating and Service Manual, Tektronix, Inc., 1960. 」というテクトロニクスの文書。

 どうも一連のアバランシェパルスジェネレーターの回路のルーツはテクトロの111という型番のパルスジェネレーターのようです。

 ということで調べてみると、凄いサイトを発見しました。それはTekWiki.140.comというweb。ここにはテクトロの古い製品のマニュアルなどが機種別に整理して保管されていました。

 で、探していた111 Pulse generater の情報もあり、インストラクション マニュアルのPDFもダウンロード可能になっていました。古い計測器のマニュアルはpdfを有料で販売している場合もあるので、嬉しいサイトです。

▼TekWikiの111 Pulse Generator のページ
111のページ
 このページには写真やマニュアルなどへのリンクが置かれています。

 全体の回路図がGIFで上記のページに掲載されていますが、マニュアルからパルス発生部だけ抜き出すと以下のようになっています。

▼Techtronix 1111 パルスジェネレーターの出力部
   111PulseGeneratorの回路図
INSTRUCTION MANUAL 111 PRETRIGGER PULSE GENERATOR Tektronix, inc. より転載

 なるほど、NPNトランジスタを使ったアバランシェブレークダウンパルス発生回路です。驚くのは、この製品が1960年に発売されていることです。1960年と言うと、トランジスタの発明から10年とちょっとしか経っていないわけで、よくぞこんな物を市販できるクォリティで作ったものだと思います。

 ちなみに回路図全体を見ると、まだ半導体が高かったからでしょう、真空管や定電圧放電管も使われていて、なかなか面白い回路になっています。また、上の回路図でトランジスタのベースに接続されているダイオードはGaAsと書いてあるのでガリ砒素なんでしょうか、とにかく当時の技術の粋を集めて作ったということなんでしょう。

 ということで、 これでアバランシェ ブレークダウン パルス発生回路については調べ尽くしたと思います。

 せっかくだからバラックではなく、コンパクトにまとまった回路として後からでも使えるような物を作ってみたいと思います。どういう回路と構造でいくのが良いか現在検討中です。いつ頃完成するかわかりませんが遅くても年内には何とかしたいです。
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