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格安デジタルオシロ DSO-SHELL (DSO150) のレビュー(操作インプレ編)

 デジタルオシロ DSO-Shell(DSO150)のレビューの続きです。前回の特性測定編に続いて内部回路の解析編を書こうと思っていたのですが、肝心の調査が全く出来ていません。というか、操作方法がまだ完全に把握出来ていません。

 ということで、今回は操作インプレの記事を書きつつ操作方法を整理したいと思います。

◆ DSO Shell の操作方法
 メーカーのマニュアルに書かれていますが、ポイントを書いておきます。

▼画面と操作スイッチ
DSO Shell

 操作は画面の下の4つのボタンと、ADJツマミ(この写真の下の方にあります)で行います。ボタンを押すと操作可能なパラメーターがハイライト表示(項目の周囲を水色枠表示、あるいはマーカーの色を水色で表示)されます。その状態でADJツマミを回すと数値(内容)を変更することが出来ます。上の写真の赤矢印は選択すると水色に変化するマーカーです。

1.基本操作
[V/DIV] : 縦(電圧)軸の設定を行う。ボタンを押す毎に、感度とポジション調整に切り替わる。選択された項目は水色で表示されます。ポジションマークは画面上のゼロボルトの位置を示します。但しADJツマミをいくら回してもポジションマークは画面のスケールの範囲内しか動きませんが、実際の波形のポジションはシフトされています。つまり、表示に大きなオフセットをかけることが可能です。但し、どれくらいまで大きなオフセットが入れられるかは不明です。

[SEC/DIV] : ボタンを押す毎に水平軸感度とポジション調整に切り替わります。選択された項目は水色表示。

[TRIGGER] : ボタンを押す毎に、トリガーモード、レベルと極性が切り替わります。選択された項目の内容はADJツマミで行う。トリガモードは、AUTO/NORMAL/SINGLE を選定可能。トリガレベルは画面右側のカーソルで表示され、同時に右上に電圧値も表示される。

[OK] : Hold/Runningを切り替える。

[ADJ] : 選択された(ハイライト表示された)パラメーターを変更します。
 ADJのセンターボタンを長押しするとキャリブレーション出力の振幅選択モードに入り、ボタンを押すたびに3.3V/0.1Vを切り替え。再度長押しでキャリブレーション出力の選択モードから抜ける。なお、表示が消えるだけでキャリブレーション出力は出続ける。

 以上が基本操作です。ロータリーエンコーダーのセンターボタンは一番押しやすい場所にあるのですが、残念ながら機能としては地味なものが割り当てられています。

2.拡張機能 (長押しは3秒以上ボタンを押す)
1) 垂直軸オフセットゼロ調整
 [V/DIV]ボタンの長押しで縦軸インジケーターの位置に合うように波形位置が修正されます。入力をGNDにしておくとゼロ調を行ったことになり便利です。

2) 測定機能ON/OFF
 hold 状態で[OK]ボタンを長押しすることで、画面への波形パラメーター(電圧、周期、周波数、、、)を表示します。再度長押しで表示を消す。波形パラメーターの表示中はロータリーエンコーダーの反応が悪くなるので必要な時だけこの機能を使う方が良いでしょう。

3) 波形の保存
 [OK]と[TRIGGER]の同時押しで波形を内部のEEPROMに保存。

4) 保存した波形の表示
 [OK]と[SEC/DIV]の同時押しでEEPROMに保存した波形を画面に表示。記録した時のスケールなどの測定条件も再現されます。なお、表示される波形の水平位置が記録した時と違っているようなので、横スクロールで目的の位置に動かしてやる必要があるようです。

5) 設定をデフォルトに戻す
 [SEC/DIV]と[TRIGGER]の同時長押しで設定がデフォルトに戻ります。変な状態に設定してしまって波形が出なくなった場合に使うと良いと思います。

6) 水平表示位置のセンタリング
 [SEC/DIV]の長押しで、画面の表示位置をバッファーの中央に合わせる。なお、個人的には画面表示位置はバッファーの先頭にしておいた方が使い易いと思います。

7) トリガーレベルの自動調整
 [TRIGGER]ボタンの長押しで、トリガーレベルが信号振幅の中間に自動設定される。設定されたトリガーレベルの電圧は画面右上に表示されると共に画面のマーカー(インジケーター)でも表示される。

◆ 注意点など
1) ロータリーエンコーダー
 ロータリーエンコーダーのレスポンスが悪いです。速く回すと取りこぼしがあるようで、ゆっくり回した場合よりかえって遅くなることがあります。ということでインジケーターの位置を大きく動かしたい場合は手間がかかります。測定機能をONにしていると更にレスポンスが悪くなるので注意。

2) トリガー位置(タイミング)
 画面の中央ということになっているが、周波数が高くなると不正確になる気がする。

3) 波形表示
 入力に対して掃引を早くしすぎると、トリガが正しくかからなくなり波形を見失う。また掃引を遅くすると、べったり塗り潰された表示になり(ここまでは当然)、その後は入力があるにもかかわらず平らな波形が表示されてしまう。
 ということで、注意が必要です。たぶんサンプリングと、波形表示のメカニズムの関係でこうなるのだと思います。

4) 波形表示のディレイ
 デフォルトでは画面表示はメモリバッファ領域の中央にセットされいています。そのため、低速(例えば1秒/DIV以上)で掃引した場合、波形が表示されるまでかなりの時間がかかります。更に3)項の現象で波形が平らに表示されたりするので、何が起こっているのか把握しづらいです。

 低速波形を記録する場合は、表示の水平ポジションを一番前(一番右)にセットすると良いです。こうすると、波形がすぐに表示されるので判り易いです。なお、一度設定した水平ポジションは電源を切っても記憶されています。

 ちなみに表示の水平ポジションを一番前にして低速で記録すると、チャートレコーダーのような使い方が出来ます。

▼DSO Shell で電池の放電カーブを測定。 (横軸は500s/DIV)
電池放電特性測定

5) サンプリングに伴う諸問題
 100kHz以上でエイリアシング現象が出ることを確認しました。遅いレンジの場合でも連動してサンプリング周波数が下がると思うので安心は出来ません。スイープ速度とサンプリング周波数の関係を公開してくれると助かります。もし等価時間サンプリングやっているならその情報も知りたいところです。

6) 画面解像度(これは覚え書き)
 DIV当たりの画面の画素数は25画素になっているようです。つまり波形の表示領域は 12 x 8 DIV = 300 x 200 画素。これを320 x240画素の液晶に表示しているので、横の余白は20画素、縦の余白は40画素あるということになります。

7) 波形にノイズが入る
 一定周期でスパイク状のノイズが入る場合がある。
波形のスパイクノイズ

 まだありそうですが、このあたりでやめておきます。いろいろと注文はありますが、何しろ安いので許せちゃいます。今後のファームのアップデートで改善されると嬉しいです。なお、メーカーのWebのDSO Shell のフォーラムにユーザーのレポートやたまに公式からのアナウンスが入っているので時々チェックすると良いと思います。
  DSO Shell のフォーラム
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