AliExpressからSMDタイプのパワーLEDが届いた
ダイソーのLED型電球を改造したアクアリウムライトを作りましたが、電球色なのが気に入りません。LEDを白色の物に交換すればいいのですが、国内には適当な物が見つかりませんでした。探してみると、AliExpress に良さそうな物があったので注文しておいたのですが、それが先日届きました。
▼AliExpressの商品の画面

いつまであるか判りませんが、AliExpress の実際のページはこちら
LG製の 3528 のSMDパッケージのLEDで、パワーは1Wで色温度は7000-10000K、演色性指数はたぶん80。テレビのバックライト用に作られている物らしいです。
このパワーのLEDが100個で送料込みで 2.43$ とはとんでもない安さです。何か裏があるのでは無いか、と一抹の不安があったのですが、届いたものを調べると、寿命までは判りませんが仕様通りの優れ物でした。ということで、以下その内容を紹介します。
▼届いた3528のパワーLED

▼SMDマウンタ用のテープに入っています

100個分で切断されたテープで送られてきました。送付方法はチャイナ ポストのトラッキング無しの郵便小包です。
早速特性を測ってみます。パワーを入れるために小さな銅板にはんだ付けし、その銅板を大きなヒートシンクにねじ止めしました。電圧を正確に測るために、電圧端子をはんだ付けで出しておきます。
▼テスト用に接続したパワーLED

アノード側にチップが搭載されているので、そちら側を銅板にはんだ付けしています。写真の奥側の線が電源につながっていて、手前側の線で電圧を測定します。
▼全体

長さが15cmくらいの大きなヒートシンクなので、LEDから見ると無限大放熱板に接続されているようなものです。
▼点灯

激しくまぶしいので直視しないように注意します。
このようにして電圧電流特性を測定しました。その結果を次のグラフに示します。
▼特性

LED電流のプロットが測定結果です。今回の測定では0.8Aまで流してみました。ちなみに、仕様上の最大順電流(DC)は350mA(もしくは400mA)となっています。流石に0.8Aも流すとVfは4.1Vくらいまで上昇していますが、これでも壊れないのはたいしたものです。
右下がりの直線は、電源電圧5Vで電流制限抵抗を 5, 10, 15, 20Ωと変えた場合のロードラインで、LED電流との交点が動作点になります。LEDの電流制限抵抗の値を求める簡易計算式をよく見掛けますが、ちゃんとやりたい場合はこういうグラフを書く必要があります。(もしくはシミュレーション)
◆まとめ
とんでもなく安いので少し心配だったのですが、ちゃんと使い物になるSMDタイプのパワーLEDが手に入りました。中華マーケット恐るべしです。
同じ仕様の物が国内で手に入るといいのですが、秋月、千石、マルツ、aitendo あたりをざっと探した限りでは発見できませんでした。ちなみに 3528 のSMD LEDの20mAの物ならあちこちで売られていますが、パワーが入らないので今回の私の用途には使えません。
このLEDのサイズは国内の呼び方だと 3528 となるはずですが、中華マーケットでは、2835 あるいは1210 とも呼ばれているようです。探す時はこういう番号も検索すると良いと思います。
▼AliExpressの商品の画面

いつまであるか判りませんが、AliExpress の実際のページはこちら
LG製の 3528 のSMDパッケージのLEDで、パワーは1Wで色温度は7000-10000K、演色性指数はたぶん80。テレビのバックライト用に作られている物らしいです。
このパワーのLEDが100個で送料込みで 2.43$ とはとんでもない安さです。何か裏があるのでは無いか、と一抹の不安があったのですが、届いたものを調べると、寿命までは判りませんが仕様通りの優れ物でした。ということで、以下その内容を紹介します。
▼届いた3528のパワーLED

▼SMDマウンタ用のテープに入っています

100個分で切断されたテープで送られてきました。送付方法はチャイナ ポストのトラッキング無しの郵便小包です。
早速特性を測ってみます。パワーを入れるために小さな銅板にはんだ付けし、その銅板を大きなヒートシンクにねじ止めしました。電圧を正確に測るために、電圧端子をはんだ付けで出しておきます。
▼テスト用に接続したパワーLED

アノード側にチップが搭載されているので、そちら側を銅板にはんだ付けしています。写真の奥側の線が電源につながっていて、手前側の線で電圧を測定します。
▼全体

長さが15cmくらいの大きなヒートシンクなので、LEDから見ると無限大放熱板に接続されているようなものです。
▼点灯

激しくまぶしいので直視しないように注意します。
このようにして電圧電流特性を測定しました。その結果を次のグラフに示します。
▼特性

LED電流のプロットが測定結果です。今回の測定では0.8Aまで流してみました。ちなみに、仕様上の最大順電流(DC)は350mA(もしくは400mA)となっています。流石に0.8Aも流すとVfは4.1Vくらいまで上昇していますが、これでも壊れないのはたいしたものです。
右下がりの直線は、電源電圧5Vで電流制限抵抗を 5, 10, 15, 20Ωと変えた場合のロードラインで、LED電流との交点が動作点になります。LEDの電流制限抵抗の値を求める簡易計算式をよく見掛けますが、ちゃんとやりたい場合はこういうグラフを書く必要があります。(もしくはシミュレーション)
◆まとめ
とんでもなく安いので少し心配だったのですが、ちゃんと使い物になるSMDタイプのパワーLEDが手に入りました。中華マーケット恐るべしです。
同じ仕様の物が国内で手に入るといいのですが、秋月、千石、マルツ、aitendo あたりをざっと探した限りでは発見できませんでした。ちなみに 3528 のSMD LEDの20mAの物ならあちこちで売られていますが、パワーが入らないので今回の私の用途には使えません。
このLEDのサイズは国内の呼び方だと 3528 となるはずですが、中華マーケットでは、2835 あるいは1210 とも呼ばれているようです。探す時はこういう番号も検索すると良いと思います。
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