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フィリップスのシェーバーの電池交換

 長年使ってきたフィリップスのシェーバーの電池の持ちが悪くなってきたので、電池を交換して復活させた話です。実は、最初は新しい物を買うつもりで、面白そうだから分解したのですが。案外簡単に電池交換ができそうだったので、実際にやってみました。

 この記事は、充電式シェーバーの中の構造はこうなっているんだ、と言う紹介記事として読んで頂ければよろしいかと思います。リチウムイオン電池の交換はリスクが伴うので、万人にお勧めするものではありません。

▼フィリップスの充電式シェーバー
フィィリップスのシェーバー
 回転三枚刃式です。型番は消えてしまったのでしょうか、どこにも表示が無くて判りません。たしか6000円くらいの安物です。シェーバーは替え刃が結構高いので、切れ味が悪くなったら、丸ごと新しい物に買い替えた方が良いと思っているので、高級機は買わない主義です。このへん、プリンタも同じことが言えます。

▼分解
分解
 ネジを3本外すだけでここまで分解出来ました。中段の透明ケース内が防水区画になっていて、その外側を外装ケースで取り囲むようになっています。まるで潜水艦のような構造ですが、水洗い可能にするために、こういう設計になっているのでしょう。

 感心するのはケースのモールドの精度の高さです。それに、操作スイッチ側のケースは材質の違うパーツを組み立てた(一体成型した?) 3 ピース構造になっています。最近よく分解している中華な安い電気小物と違って、桁違いに高い技術と精度で作られています。

▼防水ケースを開ける
プリント基板防水ケース
 透明なケースは6個所ラッチで固定されているだけなので、ラッチを浮かすことで分解出来ます。なお、このケースが透明な理由は、LEDの光を外部に出す導光体を兼ねているためです。なお、ラッチを大きく浮かすと、ラッチの根元が変形するので要注意です。透明ケースには押しボタンやガスケットのゴムが一体成型されていて、ここにも高い技術が使われています。

 このシェーバーは数年使っていますが、防水ケースの中はとても綺麗で、水はおろか湿気が入った形跡すらありません。すばらしい技術です。
 
▼電池
基板とリチウム電池
 基板の裏側に570mAh のリチウムイオン電池が取り付けられていました。これを交換出来れば修理出来ます。

 ただ、この電池は単三と同じ直径ですが、長さが単三より短いです。単三電池のサイズは14500ですが、この電池は14430という感じです。単三サイズのリチウムイオン単セル電池なら、手持ちがあるので交換できるのですが、サイズが違うとちょっと難しそうです。

 ここで諦めるしか無いかと思ったのですが、基板を良く見ると、

▼14500サイズ電池用の取り付け穴
電池取り付けパターン
 14500サイズの位置にも長円スルホールの取り付け穴が用意されているではありませんか。これなら14500の単セルリチウムイオン電池を取り付けることが出来そうです。

 問題はタブ付き電池は持っていないので、どうやってタブというか引き出し線を取り付けるかです。

▼単セル電池にタブ用の線をはんだ付け
プラス側
 この電池のプラス端子にはガス抜き用の穴があり、背面は空洞になっているので電池内部に熱が伝わり難い構造になっています。そこを信じて、ごく短時間でリード線をはんだ付けしました。なお普通は、リチウム電池にはんだ付けしてはいけません。
 このマイナス端子側にはプロテクト回路が入っていて、外側は単なる金メッキされたプリント基板になっていて、はんだ付けは簡単です。

 交換用に電池の準備が出来たので、いよいよ電池の交換です。

▼元の電池を取り外し
14500電池が取り付け可能
 old と書いた矢印の先が元の電池のタブが入っていた場所です。新しい電池のタブはfor 14500 と書いた矢印の先の穴に入れます。
 電池ホルダのプラスチック部品には軸方向のズレを防止するための土手があって、そのままでは14500の電池が入らないので、その土手をミニルーターで削り取りました。

▼新しい電池の取り付け完了
入れ替えた電池
 極性を絶対に間違えないよう注意して、電池をはんだ付けします。これは電池のマイナス端子側です。

 なお、電池は生きている(充電されている)ので、はんだ付けはいわゆる活線作業になります。コテ先を変な所に触ると回路を壊す恐れがあるので慎重にやる必要があります。

 これで電池交換は完了です。組み直す時に、防水区画のガスケットにシリコンオイルを塗っておきました。

 電池を入れ変えた直後は回路がエラーを検出してしまうようで、赤色LEDが点滅してボタン操作を何も受け付けなかったのですが、少し充電することで復旧しました。

▼新旧電池
新旧電池
 上が新しく入れた電池(と同じ物)で容量は900mAh、下が元から入っていた電池で容量は570mAhです。中華な電池に表示されている容量をそのまま信じる訳にはいきませんが、容量が増えたのは間違い無いでしょう。

 ちなみに取り外した電池の内部抵抗を測ってみると、178mΩでした。使い込んだ14500リチウムイオン電池の内部抵抗が500mΩくらいだったりしたので、これはまだマシなのかも知れません。

 元から入っていた電池はプロテクト無しだと思いますが、これをプロテクト付きの電池に交換したことになります。何か不具合が起こらないか少し心配だったのですが、特に問題はありませんでした。シェーバーの消費電流は少ないので、まあ普通は大丈夫でしょう。

◆まとめ
 ダメ元で分解したのですが、案外すんなりと電池の交換が出来ました。むやみにゴミを増やすより、直せるものはこうやって直して使った方が良いと思います。

 ちなみに、フィリップスの電動シェーバーの取扱説明書のpdfを発見したのですが、そこにはこのブログの記事の三番目の写真の状態まで分解して、基板ごと電池を取り外して廃棄すように書いてありました。(下記は説明書から抜粋)

フィリップスのシェーバーの取説
 日本のユーザーはここまでやらないと思いますが、これヨーロッパでは常識なんでしょうか。そういえば、ヨーロッパの人はDIY大好きと聞いたことがあるような。
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