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キャノンのコンデジS110のレンズエラー(再発、再修理)

 約一ヶ月前に修理したばかりのコンデジのS110がまた壊れたので、再修理しました。

▼キャノンのコンデジ、PowerShot S110
Canon PowerShot S110
 症状は前回と同じレンズエラーです。前回の修理には中華な部品を使ったので、その品質の悪さが現われたか、もしくは新たな故障モードの発生かは判りません。もう新しいのを買えばいいのですが、いざ探すとなると面倒です。それに、このカメラはサイズの割には高性能のようで、評価が高いようです。

 そんなことで、直るかどうかわからないですが分解してみることにしました。とにかく、手順は判っています。

 レンズユニットを取り外し、その状態で絞りユニットのコネクタから導通を当たってみます。なお、レンズユニットを分解すると、元に戻すのが大変なので、この状態で不良個所の絞り込みが出来ると作業量が減ります。

▼レンズユニットの状態で絞りコネクタをチェック
レンズユニットの状態で絞りのコネクタをチェック
 左から画面中央に延びているのが、絞りユニットのコネクタです。なお、ONと書いてある部品は単に高さ合わせのために使ったもので、特に意味はありません。Arduinoを使って絞りユニットを単独で動かしてみたことがあるので、このコネクタのピンアサインは判っています。

▼絞りユニットのコネクタ
絞りユニットのコネクタ
 フレキコネクタです。ピン番号をこの写真のように定義したとしたら、

▼絞りユニットの回路図
絞りユニットの回路図
 こういう接続になっています。

 テスターで導通を当たってみると、LEDの導通がありません。どうもここの配線が切れているようです。なお、フォトトランジスタが健全であるかどうかは、この状態では確かめる術がありません。

 ということで、結局はレンズユニットを分解して絞りユニットを取り出すことになりました。

▼絞りユニット
絞り原点センサーを調べる
 絞りユニットに接着されている原点センサー(反射型フォトインタラプタ)を外した状態です。

▼原点センサー拡大
反射型フォトセンサー
 右側がLEDで左側はフォトトランジスタだと思います。LEDのアノード(A)とフォトトラのコレクタ(C)とエミッタ(E)の端子のはんだの色が悪くて、接合品質が怪しい感じです。

 この状態で顕微鏡で見ながらフォトトランジスタの抵抗をテスターで当たると、照明の明るさにに応じて抵抗が変わるので、素子としては生きているようです。なお、コレクタ側にプラスの電圧が加わるようにプロービングします。

 とにかく、この部品のはんだ付けが故障原因と判断し、はんだコテを使って再はんだ付けして修理しました。

 全部組み直して、直ったかと思ったのですが、、ダメです。どうもフレキのケーブルも断線しているようです。

 そんなことで、フレキを新しい物に交換することにしました。最初の修理の時についでにフレキも買っておいてよかったです。

▼交換用のフレキ
絞りユニットとフレキ
 以前の記事の写真の使いまわしですが、下の二本が交換用に買っておいたフレキです。(上は最初の修理で組み込んで、今回故障した絞りユニットです。

 ここで最大の難関は、光センサーを取り外して新しいフレキに打ち直すことですが、なんとか出来ました。すみません、作業に集中していたので写真を撮り忘れました。

 なお、光センサーは接着して固定する必要がありますが、グルーガン用のグルーをごく少量切り取って、対象位置に載せ、温度を下げたはんだコテで溶かして接着しました。こうすると、変なガスが出ず、再分解も可能な接着が出来ます。

▼ステッピングモーターへの配線
絞りモーターへの配線
 新しいフレキをはんだ付けしたところです。 

▼レンズユニット組み立て中
組み立て中
 よく見たら、この写真の状態は間違いで、左のスリーブ状の部品のスリットにフレキのケーブルを通さないといけません。

▼組み上げ中
組み立て中
 作業中はレンズの前玉に指が触れて汚れるので、紙をテープで貼って保護しておくと安全です。

 もう一度全部組み上げて、動作確認するとOKとなり、修理完了となりました。やれやれ。

◆まとめ
 もうダメかと思ったのですが、分解・組み立ての手順は判っているのでやってみたら、修理に成功しました。とは言っても、最初の分解・組み立てでは直らず、フレキのケーブルまで交換した二回目の分解・組み立てで修理に成功しました。

 メカ的な摺動部にはシリコングリスを少量塗って、フリクションの低減を図りましたが、こんなことやってもよかったのか判りません。あと、メカをいじるとどうしても指に油が付くので、フレキの差し込み前に、指を石鹸でよく洗ってから作業を行いました。

 前回の修理後1ケ月も経たないで、交換した部品が故障した訳で、修理用の中華な部品の品質はあまり良くないのかも知れません。そんなことで、重要な撮影には危なくて持って行けない、というか常に代替手段を用意する必要があります。まあスマホを必ず持ち歩いているので、常に保険はかかっています。

 あと、このブログの写真や動画のほとんどはこのカメラで撮っているので、使い慣れた道具が復活して嬉しいです。

【2018/11/04追記】
 せっかく修理したのですが、約二か月後にまたレンズエラーが再発しました。もうだめっぽいです。
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No title

私はそのような修理をしたことが無いですが思いつきで恐縮ですが修理後シリコンスプレーを全体にスプレーし硬化するまで真空チャンバーに入れて置く。
そうすれば永久に空気に触れないので?酸化断線は防げないものかと、、、思う。

尤も宇宙に設置する電子機器なら心配はないだろうけど、、、。

No title

jyoさん、おはようございます。

おっしゃるような、表面に保護膜を形成して酸化を防止する方法は、特殊な用途では使われています。

あと、フレキの断線は大きな屈曲に伴う疲労破壊のようなものだと思います。
そういう不良が発生しないようにするために、プリント基板のパターンの銅箔は、破断までの伸び率の下限が規格で決まっています。でも、安物の基板では、そのあたりがちゃんとしていないのではないかと疑っています。
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