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100円ショップのバッテリーチェッカー(電池チェッカー)を調べる

 百円ショップの電池チェッカーのアナログメータは、取り出して使えばいろいろな用途があります。Webで調べるとディップメータを作っちゃった人までいます。ということで、私も何か作りたくなって中を調べました。

▼買ってきたのはこれ、キャンドゥのバッテリーチェッカー
キャンドゥのバッテリーチェッカー

▼本来の使い方
使い方
 側面にも電極があり、9Vの006Pの測定もできます。

▼殻割り
殻割り、ひどい半田付け
 抵抗が4本使われていますが、どうやったらこんなへたくそな半田付けができるんだろう、と思うようないい加減な配線です。

▼回路図
バッテリーチェッカー回路図
 1.5Vの電池の場合は0.7A、9Vの電池では0.5Aくらいの負荷をかけて電圧測定を行っているようです。Rcは電流計のコイルの抵抗です。この回路で1.5Vの電池の場合に電流計には20mA。9Vの場合には86mAの電流が流れることになって値が一致しません。電池の内部抵抗があるから、このような計算にはならないのでしょうが、それにしても差が大きすぎるというか、006Pにそんなに重い負荷をかけていいのだろうかという気がします。ちなみに、実測すると電流計はフルスケールが約15mAでした。
 あと、R4は省略しても他の抵抗の値をいじれば同じ特性が出せるはずです。何かの事情でこうなっているのでしょうが、ギリギリのコストで作っているはずの100円ショップの商品でこんなムダがあるのも興味深いです。

▼取り出した電流計
電圧計
 開けてびっくり、一般的なムービングコイル型と思っていたら全然違っていて、古典的な可動鉄片型みたいな構造。まてよ、もし可動鉄片型なら交流もそのまま測れるので、カレントトランスを作ればAC100Vの機器の消費電流が測れて便利じゃん。と思って念のために極性を逆につないでみましたが針は振れません。つまり、可動部は単なる鉄片ではなく着磁されているようで、ムービングマグネット型と言えばいいのでしょうか、このメータには極性がありました。結局、つかのまの夢はあっさり消えました、残念です。

 それにしてもこのメーター、ゼロ点が針のストッパーよりかなり左側にある感じなので、ゼロ調をしてやろうと構造を調べました。しかしヒゲゼンマイがどこにも無いのです。どういう仕組みでゼロ点側への戻りトルクを発生させているのか判らなくて、だいぶ悩みましたが、私の出した結論は、

▼戻りトルク発生用の小さな磁石
コイルと可動片
 この写真でメータの軸受けの左下に円盤状の黒い物が接着されています。初めは軸受けのキャップがいい加減な作業でずれて接着されているもの、と思っていました。ところがこの小さな黒い円盤は磁石で、こいつと可動側の磁石が引き合って戻りトルクを発生させているようです。うーん中華エンジニア、なかなかやるわい。
 これは想像ですが、このメータの製造の最終段階で、規定の電流を流して目標の位置に針が振れるように、この小さな磁石の位置を調整して感度を合わせているのではないでしょうか。

 ということで、内部抵抗52Ω、フルスケール15mAの電流計が手に入りました。ゼロ点から動かない、針の振れの収まりが悪いなど使いにくい物ですが、調べていく過程でずいぶん楽しませてもらいました。

 あと、このような形の電流計はラジケーターと呼ばれていて、昔はフルスケール300μAくらいのものが安く手に入りました。しかし今では秋葉原でもあまり見かけなくなり、格好の良い物は1000円くらいします。

【2010.11.14追記】
 このメーター、その後の調べで姿勢(置きかた)で指示が大幅に変わることが判りました。50%くらい針を振らした状態を調べると。メータを水平に置いた場合はまだマシです、しかし、立てた場合は少し傾けただけで、針がばったりと倒れます。通電状態を表示する程度なら大丈夫ですが、指示計器として使うのはムリです。
 このバッテリーチェッカーを電池の放電器に改造した記事を参照下さい。
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ジャンル : 趣味・実用

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ラジケータみたいですね

こういうメータってもう安くは買えないと思っていました。

JI1Vこんばんは

これ、昔見たラジケータとははっきり言って別物で、すごくガサツな物です。
ラジケータのような物は、ダイソーの315円くらいのバッテリーチェッカーに入ってました。そいつを使って簡易電力計など作って遊んでましたが、その記事がすぐに見つからないです。

No title

すみません、タイトルが間違ってました
×:JI1Vこんばんは
○:JI1Vさんこんばんは

可動コイルになっていた

最近、セリアで購入。
外観は同じですが、メーターが可動コイル式に変わっていた。
テキトーに測った感じでは3mAでフルスケールの感じ。
見た目の変化ではメーターの文字盤が少側が黒、中間が白、多側が黄色になっていました。
100円で可動コイルメーターが手に入ればいろいろ使えそー。
aitendoでも300円くらいしている。(すこし大型品だけど)

re:可動コイルになっていた

ハナキチさん、今日は。情報ありがとうございます。

可動コイル型なら使い易いですね。
今度セリアに行ってみます。
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