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真空保存容器 (フォーサ) で高度計の動作確認

台所に面白そうなものがあったので遊んでみました。それは、フォーサ (FOSA) という名前で売られている食品用真空保存容器です。

▼フォーサと自作高度計
電動真空保存容器
いろいろなサイズの容器がセットになっているのですが、これは中間のサイズの容器です。左側の釣鐘型の物が乾電池で動く電動ポンプで、これで減圧して食品の貯蔵期間を延ばすというものです。

写真の手前に置いてある物は自作の高度計です。この組み合わせを見ると、これからやろうとしていることが想像出来るかと思いますが、高度計を使って容器内の真空度がどれくらいになっているのか確かめてみます。

▼容器内に高度計をセット
高度計を容器の中に入れる

▼減圧中
減圧中
フタを閉めてポンプを上に置き、ボタンを押すと自動的に設定圧力(真空度)まで減圧されてポンプが停止します。容器の蓋には逆止弁が付いているので、ポンプを取り外しても真空が維持出来るようになっています。

▼減圧完了
高度4500m
高度は 4553.4m、気圧は 562.29hPa でした。大雑把に言うと絶対圧で 0.56 気圧まで減圧されていました。ちなみにこの高度計は、マウナケアの山頂に持って行って、それっぽい標高が表示されるのを確認しています。

もっと減圧している(真空度が高い)と思っていたのですが、それほどでも無かったです。この程度の圧力でどれくらいの効果があるんでしょうね。まあ酸素分圧はおよそ半分になるので、酸化速度が半分にはなるのでしょう。

◆まとめ
これまで、気圧計や気圧高度計はいろいろ作ったのですが、その動作確認となるとうまい方法がありませんでした。せいぜい、天候変化による気圧変化を待つ、あるいは標高の高い所へ持って行くくらいしか確認の方法がありませんでした。そんなことで、こういう容器があると、減圧側の動作確認が簡単に出来るようになって便利です。

あと、容器自体のリークやポンプの到達真空度の確認も出来るので、双方にメリットがありそうです。

◆おまけ
フォーサには大きなサイズの容器もあるので、これを使うともう少し大きな物のテストが出来ます。圧力センサでモーターを停止させているようで、容器のサイズが変わっても到達圧力は変わりませんでした。

▼アナログ表示の高度計のテスト
アナログ高度計
高度4450mと出て、およそ合っている感じです。実は、この気圧計の針をここまで振らせたことはこれまで一度も無かったです。ただ、針を延々と回さないといけないので、かなりの時間が掛かりました。
この高度計のセンサーはLPS331で関連記事はこちら

▼iPhone の高度計のテスト
iPhone
高度計のアプリを走らせておいて減圧しているところです。なお、減圧速度が速くて液晶にダメージを与えそうな気がするので、ほどほど(2秒くらい)の減圧でやめておきました。なおフルに減圧しても、気圧の絶対値としては問題無いと思うのですが、急減圧なので、液晶パネルに大きな応力がかかりそうで心配です。

▼フォーサ (FOSA) の電池など
真空ポンプの内部
ついでに、ポンプの内部写真です。逆止弁らしき物が見えます。
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No title

すごいですね

キッチン用品にも結構おもしろいものがあり、楽しめますね
それと、もう一つiPhoneにこんな機能があるんですね
まあ、ソフトを入れるんですけどね

面白い記事、楽しんでます
これからも、いっぱい載せてください。

低レベル屋さん、今晩は

これ、ポンプをタイマー制御しているだけと思ってたのですが、どうも圧力センサー使っている感じで、たいしたもんです。

固い容器に無理があるかも

いや、面白い興味深い実験です。このところの多方面の記事いずれも面白かったですが、これは秀逸。楽しませていただきました。こういう道具で自作気圧計の実証をされるなんて、さすがです。

商品名の販売サイトを覗いてみたら、「真空保存」を大きく謳ってますが、仕様をみてもどの程度の気圧なのか表示はないですね。固い容器でスープなど液体も入れられるようですが、ホントの真空だと沸騰しちゃいますよね。

ただし、一般消費者から見れば、真空保存という技術には酸化防止・長期保存の期待がでてしまいます。こういう売り方ってどうなのかなと思ったりします。

考えてみたら酸化を防ぐには、一緒に保存される空気の気積を減らすこと。昔のフィルム現像液(還元剤なので酸化による劣化がある)は、ボトルに入れたあとビー玉を投入して、瓶口まで液面を上げてから蓋をしたものでした。

これを家庭での食品保存に応用し、ビニル袋シーラーと減圧ポンプを組み合わせた「空気を抜いて」「シール密封」する製品があります。このタイプの安物をリサイクル屋で発見して面白がって買ってしまいました。何にも使ってないのですが、ラジオペンチさんの気圧計をシールしてみたくなりました。

動作としては、シップロックなど食材シール袋の「なるべく空気を追い出してから」という手順をさらに徹底したもの。そのため固い容器ではなく、ビニルフィルムを使うようです。似た品がAmazonにありました。
https://www.amazon.co.jp/dp/B07KZJMLZ8/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_Sc6xDb3FC5PNW


re:固い容器に無理があるかも

真空保存と言われると、「完璧な真空になっていて全く変質しない」なんて素人は誤解しそうですよね。

この容器は真空含侵とか真空脱泡したい時に使うと便利そうです。でもちょっと真空度が足らないし、そもそも食品を入れる容器をそんなことに使うと怒られます。

真空のシーラー買われたんですか。この高度計を今度お貸ししますので真空度を測ってみてはどうでしょう。

No title

>0.56 気圧まで減圧されていました。
逆にこんなちょろこいポンプで、よく−0.5気圧も引けると感心しました^^)。
直径15cmの容器なら、フタには80〜90kg程度の圧がかかってるはずですよね。

以前、似たような手動式の真空タッパがウチにありましたが、真空度は低くて強く引けば手でも開けれてしまってました。


高度計を真空シーラーパックに入れてみたらどうなるのか?も、たいへん興味深い議題ですね。
理屈的にはほとんど変化しないと思いますが、実際どうなんでしょう?。機会がれば、是非実験してください/^^)。

よく考えたら

真空シーラー内の気圧は、どんなに頑張って吸引しても、最終的には1気圧か、入れた物の剛性で膜を展伸して頑張れる気圧差の範囲までですね。外装がフィルムですから、FOSAの外殻のように「気積を稼ぐ」頑張りが期待できません。フィルムだけの部分はぴったり貼り付いて、気積ゼロ。つまり気圧差なしまで縮むのでしょう。

金属ザルを2個合わせてボールのような形にして投入すれば、フィルムを小面積単位で支持してくれるかもしれませんが、気圧差の大きさを考えれば、引っ張られたフィルムがパンクするか、ザルが崩壊するか(見てみたいですが)になるかと思います。

ラジオペンチさんの気圧計を入れて吸引したら、せっかくの美しい外装を押しつぶすかもしれませんので、やめておきます。

Amazonの商品説明に「手動吸引」があり、「例えばパンなど、吸引し過ぎて変形してしまうことを防ぎます」とあります。要は「フトン圧縮収納袋」みたいなことになるのでしょう。

やはりビー玉式に食品まわりのムダな空気を排除する道具のようです。迷いごとを申し上げたことお詫びします。

鍛冶屋さん、macoswayさん

まとめてお返事します。

ポンプは音の感じから、ダイアフラムポンプではないかと思います。小さなモーターのシャフトにクランクを直結し、ダイアフラムを動かすような構造ではないかと思います。分解して中を見てみたいのですが、自粛してます。

いろんなものを、いろんな状態で入れて減圧すると面白そうですね。
発泡スチロールならどうなる?台所のスポンジはどうなる?小さな風船は?
とか、小学校の理科の実験にぴったりな気がします。

あと、この気圧計を袋に入れてバキュームシーラーで減圧した場合、ケースは結構な肉厚があるのでたぶん圧壊しないと思います。でも、液晶画面の接着が外れて陥没するかも知れないので、やめておいた方が良さそうですね。

帯に短しタスキに長し、、、

その程度の真空なら使い道は限られると思う(思いつかないが)。

食品の中の水分が真空だから出てくるので真空の値が次第に下がってくる。
むしろ酸化防止なら常圧で不活性ガス(例えば窒素ガス)で保存。

そこそこの真空にしたい場合、普通では太い注射器で我々は抜いていた。
食品の保存ならチャック付のポリの透明なポリ袋に入れるが、その中の空気を追い出す時、そのポンプは使えるが市販のポリ袋に密閉チャックが付いて居るが、残念ながらポンプを付ける管(ニップル等)が付いて居るものを入手出来ない、、、。

re:帯に短しタスキに長し、、、

そうなんですよね、これくらいの真空度では大した効果は無さそうな気がします。

でもうんと真空度を上げると、揮発成分がどんどん出て来たりして、いろいろまずいことが起こりそうなので、こんな真空度にしたのかなと思ってます。
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